形容詞とその名詞
A1 النَّعْتُ والمَنْعوت 8 / 70
要点
英語は形容詞を名詞の前に置き、そのまま放っておきます。「a big house」、「the big house」、「in a big house」。「big」は形を変えません。日本語も形容詞は名詞の前で、形は変わりません。「大きな家」。アラビア語は両方とも逆です。形容詞は名詞の あと に来て、それを 写します。بَيْتٌ كَبيرٌ、文字どおり「ある家、大きなもの」。アラビア語文法は形容詞を修飾語(النَّعْت)、掛かる名詞を被修飾語(المَنْعوت)と呼びます。نَعْت は追随語です。名詞の性、数、定、格を繰り返し、書く形容詞のほとんどは直前の語と同じ音で終わります。
四つのうち、二語が実際に何を意味するかを決めるのは定です。両方に الـ を付けると句です。البَيْتُ الكَبيرُ、「その大きな家」。ラベルであり、まだ文ではありません。第一語にだけ付けると、レッスン2の名詞文です。البَيْتُ كَبيرٌ、「その家は大きいです」。二文字と末尾の印一つが違いで、その違いは文全体です。初日に対で覚えれば、落とし穴ではなくなります。
規則
1. 形容詞はいつも第二。 現代標準アラビア語では نَعْت は名詞のあとに立ちます。形容詞が前に来る句の版はなく、このレッスンの句では二語は隣り合います。あいだに定期的に来るものはイダーファ(إِضافَة)だけで、それはレッスン20まで待ちます。
- بَيْتٌ كَبيرٌ:ある大きな家
- كِتابٌ جَديدٌ:ある新しい本
- مَدينَةٌ جَميلَةٌ:ある美しい都市
*كَبيرٌ بَيْتٌ は「詩的」な語順でも、まれな語順でもありません。句ですらありません。読み手は文、「大きなものが家です」として解析しようとして、諦めます。
2. 写すものは四つ。 نَعْت は名詞に合わせます。
- 性:مُذَكَّر または مُؤَنَّث
- 数:単数、双数、複数
- 定:両方とも裸、または両方とも الـ
- 格:主格(مَرْفوع)、対格(مَنْصوب)、属格(مَجْرور)
数は完全のためにリストにあります。このレッスンの名詞はすべて単数なので、まだすることはありません。複数は本物の驚きを運び(レッスン11)、双数には独自の語尾があります(レッスン12)。いまはチェックする箱が三つです。
3. 性:女性の形容詞は ة を取る。 A1 で出会う形容詞のほとんどは、レッスン5の名詞とまったく同じく、男性形に ـة を足して女性形を作ります。
- الوَلَدُ الصَّغيرُ:その小さな男の子
- البِنْتُ الصَّغيرَةُ:その小さな女の子
形容詞が写すのは、ものが何かではなく、名詞の 文法上の 性です。ة がなくても女性の名詞は、なお女性の形容詞を取ります。شَمْسٌ حارَّةٌ، يَدٌ صَغيرَةٌ。性を一度調べ、語と一緒に記憶すれば、形容詞は自動についてきます。
印を付けて無視する、正直な例外が一つ。型 أَفْعَل の形容詞の小さな一族、色と身体的特徴、は女性形の作り方が違い、タンウィーンをまったく取りません。أَحْمَرُ / حَمْراءُ، أَبْيَضُ / بَيْضاءُ。レッスン41の特別な格変化の類に属します。このレッスンのものはすべて普通の ة を使います。
4. 定:両方、またはどちらでもない。 このレッスンを運ぶ規則です。نَعْت とその مَنْعوت は定で一致しなければならず、合法な形はちょうど二つです。
- 両方不定:بَيْتٌ كَبيرٌ:ある大きな家
- 両方定:البَيْتُ الكَبيرُ:その大きな家
混成の対は壊れたアラビア語です。 *بَيْتٌ الكَبيرُ はどの読みでも何も言いません。「ある大きな家」でも「その大きな家」でも、文でもありません。同じ語に الـ とタンウィーンを書くのと並ぶ、いちばん多い初心者の誤りの一つです。
5. 格:形容詞は反響し、選ばない。 文が名詞に何をしても、形容詞は同じ語尾を着ます。名詞が不定ならタンウィーンも含めて。
- 主格(مَرْفوع):البَيْتُ الكَبيرُ قَريبٌ.:句が主語
- 対格(مَنْصوب):رَأَيْتُ البَيْتَ الكَبيرَ.:句が目的語
- 属格(مَجْرور):سَكَنْتُ في بَيْتٍ كَبيرٍ.:句が前置詞に続く
格は句の ために、周りの文が決め、それから二度適用されることに注目してください。「كَبير はどの格を取るべきか」と聞かないでください。名詞がどの格かを聞いて、写してください。アラビア語文法で形容詞が追随語(تابِع)である理由です。
6. الـ の確認:句か文か。 二語、名詞一つと形容詞一つが、冠詞の位置に応じて三つの異なる結果を出します。
| アラビア語 | 何か | 訳 |
|---|---|---|
| بَيْتٌ كَبيرٌ | 句 | ある大きな家 |
| البَيْتُ الكَبيرُ | 句 | その大きな家 |
| البَيْتُ كَبيرٌ. | 文 | その家は大きいです。 |
三行めはレッスン2の名詞文で、同じ二語からできています。仕組みは単純です。定の名詞のあとに 不定 の修飾語が来ると、その名詞についての主張です。不一致は第二語が追随語ではありえない、という意味だからです。一致させれば、主張はラベルに崩れ戻ります。
対を続けて、自動になるまでドリルしてください。المَدينَةُ الجَميلَةُ:その美しい都市。المَدينَةُ جَميلَةٌ:その都市は美しいです。الدَّرْسُ السَّهْلُ:その易しいレッスン。الدَّرْسُ سَهْلٌ:そのレッスンは易しいです。
7. الـ なしの定:接尾辞の落とし穴。 レッスン7は كِتابي، بَيْتُكَ، سَيّارَتُها を出しました。レッスン4は、所有の語尾を載せた名詞は すでに定 だと言いました。4. の規則は、名詞がどうそうなったかは問いません。だから形容詞にはなお الـ が要ります。
- كِتابي الجَديدُ:私の新しい本
- بَيْتُكَ القَديمُ:君の古い家
- سَيّارَتُها الصَّغيرَةُ:彼女の小さな車
「私の新しい本」のつもりで *كِتابي جَديدٌ と書くと、代わりに完全な文、「私の本は新しいです」を書いたことになります。6. と同じ切り替えで、定が冠詞ではなく接尾辞から来るだけです。固有名はそれ自体で定なので、名前の形容詞も الـ を取ります。القاهِرَةُ القَديمَةُ、「古いカイロ」。
定の源がもう一つ、イダーファ(إِضافَة)(بابُ البَيْتِ、「その家のドア」)で、形容詞が どの 名詞を修飾するかという問いを立てます。その構文はレッスン20、形容詞の問いはそこで扱います。いまそのような句を作らないでください。
8. 二つの冠詞、二つの独立した太陽文字の判断。 各 الـ は、たまたま前に座る文字に従うので、一句に同化される冠詞と発音される冠詞が一つずつ、たやすくありえます。シャッダを書き、太陽文字の冠詞の ل は印をまったく付けないでください。
- البَيْتُ الكَبيرُ:月、月
- الطّالِبُ الجَديدُ:太陽、月
- المَدينَةُ الصَّغيرَةُ:月、太陽
- الرَّجُلُ الطَّويلُ:太陽、太陽
9. 形容詞を重ねる。 修飾語が二つ以上なら、名詞のあとに並ぶだけで、それぞれが語尾のセット全体を繰り返します。
- بَيْتٌ كَبيرٌ جَديدٌ:ある大きな新しい家
- البَيْتُ الكَبيرُ الجَديدُ:その大きな新しい家
- قِصَّةٌ قَصيرَةٌ وسَهْلَةٌ:ある短くて易しい物語
二つの形容詞のあいだの وَ は任意です。古い好みでは、二つの性質が意味で遠いときに書き、近いときは省きます。一致については何も変わりません。第一の形容詞にしたことを、第二にもしてください。
10. あとに残すもの。 複数の一致、無理性の複数が 女性単数 の形容詞を取る規則も含め、レッスン9〜11です。双数はレッスン12です。地名・民族名から作る形容詞(مِصْرِيٌّ، عَرَبِيٌّ)はレッスン21のニスバ(نِسْبَة)で、ここにあるものとまったく同じく一致します。「より大きい」と「いちばん大きい」はまったく別の語形、レッスン28です。形容詞は対格に、كانَ の述語として(レッスン32)、またはハール(حال)として(レッスン55)降りることもあります。どれも、いま学んでいる一致の上で動きます。
語形と文型
بَيْت(男性)と كَبير:フルグリッド
| الحالَة | نَكِرَة | مَعْرِفَة |
|---|---|---|
| مَرْفوع | بَيْتٌ كَبيرٌ | البَيْتُ الكَبيرُ |
| مَنْصوب | بَيْتًا كَبيرًا | البَيْتَ الكَبيرَ |
| مَجْرور | بَيْتٍ كَبيرٍ | البَيْتِ الكَبيرِ |
مَدينَة(女性)と كَبيرَة:同じグリッド、ة が一つ重い
| الحالَة | نَكِرَة | مَعْرِفَة |
|---|---|---|
| مَرْفوع | مَدينَةٌ كَبيرَةٌ | المَدينَةُ الكَبيرَةُ |
| مَنْصوب | مَدينَةً كَبيرَةً | المَدينَةَ الكَبيرَةَ |
| مَجْرور | مَدينَةٍ كَبيرَةٍ | المَدينَةِ الكَبيرَةِ |
句を各格に置くもの
| 格 | 理由 | 例 |
|---|---|---|
| مَرْفوع | 主語である | المَدينَةُ الكَبيرَةُ بَعيدَةٌ. |
| مَنْصوب | 動詞の目的語である | رَأَيْتُ المَدينَةَ الكَبيرَةَ. |
| مَجْرور | 前置詞に続く | سَكَنْتُ في مَدينَةٍ كَبيرَةٍ. |
ストックの形容詞。各行を一単位として覚える
| مُذَكَّر | مُؤَنَّث | الـ 付き | 訳 |
|---|---|---|---|
| كَبيرٌ | كَبيرَةٌ | الكَبيرُ | 大きい |
| صَغيرٌ | صَغيرَةٌ | الصَّغيرُ | 医者 |
| جَديدٌ | جَديدَةٌ | الجَديدُ | 技師 |
| قَديمٌ | قَديمَةٌ | القَديمُ | 古い |
| جَميلٌ | جَميلَةٌ | الجَميلُ | 新しい |
| طَويلٌ | طَويلَةٌ | الطَّويلُ | 長い/高い |
| قَصيرٌ | قَصيرَةٌ | القَصيرُ | 短い |
| سَهْلٌ | سَهْلَةٌ | السَّهْلُ | 易しい |
| صَعْبٌ | صَعْبَةٌ | الصَّعْبُ | 難しい |
定の形のうち四つ、الصَّغيرُ، الطَّويلُ، السَّهْلُ، الصَّعْبُ は太陽文字で始まるので、ل は黙り、シャッダが仕事をしています。
句と文。対でドリルする
| نَعْت:句 | 訳 | جُمْلَة:文 | 訳 |
|---|---|---|---|
| البَيْتُ الكَبيرُ | その大きな家 | البَيْتُ كَبيرٌ. | その家は大きいです。 |
| المَدينَةُ الجَميلَةُ | その美しい都市 | المَدينَةُ جَميلَةٌ. | その都市は美しいです。 |
| الدَّرْسُ السَّهْلُ | その易しいレッスン | الدَّرْسُ سَهْلٌ. | そのレッスンは易しいです。 |
| الطّالِبُ الجَديدُ | その新しい学生 | الطّالِبُ جَديدٌ. | その学生は新しいです。 |
| السَّيّارَةُ الصَّغيرَةُ | その小さな車 | السَّيّارَةُ صَغيرَةٌ. | その車は小さいです。 |
名詞が الـ ではなく接尾辞で定のとき
| نَعْت:句 | 訳 | جُمْلَة:文 | 訳 |
|---|---|---|---|
| كِتابي الجَديدُ | 私の新しい本 | كِتابي جَديدٌ. | 私の本は新しいです。 |
| بَيْتُكَ القَديمُ | 君の古い家 | بَيْتُكَ قَديمٌ. | 君の家は古い。 |
| سَيّارَتُها الصَّغيرَةُ | 彼女の小さな車 | سَيّارَتُها صَغيرَةٌ. | 彼女の車は小さいです。 |
例文
| العربية | 日本語 |
|---|---|
| هٰذا بَيْتٌ كَبيرٌ. | これはある大きな家です。 |
| البَيْتُ الكَبيرُ قَريبٌ. | その大きな家は近くにあります。 |
| البَيْتُ كَبيرٌ. | その家は大きいです。 |
| المَدينَةُ الجَميلَةُ بَعيدَةٌ. | その美しい都市は遠くにあります。 |
| المَدينَةُ جَميلَةٌ. | その都市は美しいです。 |
| سَكَنْتُ في بَيْتٍ صَغيرٍ. | 私はある小さな家に住んでいました。 |
| رَأَيْتُ البَيْتَ الجَديدَ أَمْسِ. | 私は昨日その新しい家を見ました。 |
| اِشْتَرَيْتُ سَيّارَةً صَغيرَةً. | 私はある小さな車を買いました。 |
| الطّالِبُ الجَديدُ في الغُرْفَةِ. | その新しい学生は部屋にいます。 |
| كِتابي الجَديدُ عَلى الطّاوِلَةِ. | 私の新しい本はテーブルの上です。 |
| الرَّجُلُ الطَّويلُ مُهَنْدِسٌ. | その背の高い男は技師です。 |
| في المَدينَةِ القَديمَةِ سوقٌ كَبيرٌ. | その古い都市には大きな市場があります。 |
| قَرَأْتُ قِصَّةً قَصيرَةً وسَهْلَةً. | 私はある短くて易しい物語を読みました。 |
| البِنْتُ الصَّغيرَةُ نَشيطَةٌ. | その小さな女の子は元気です。 |
よくある間違い
- البَيْتُ كَبيرُ. -> البَيْتُ كَبيرٌ.(その家は大きいです。)または البَيْتُ الكَبيرُ(その大きな家):الـ もタンウィーンもない裸のダンマは、この語の可能な語尾ではありません。主張するかラベルを書くかを決め、印を付けてください。
- بَيْتٌ الكَبيرُ -> بَيْتٌ كَبيرٌ または البَيْتُ الكَبيرُ:定は両語で一致しなければなりません。半分だけ定の対は句でも文でもなく、何ものでもありません。
- كَبيرٌ بَيْتٌ -> بَيْتٌ كَبيرٌ:英語/日本語の語順です。アラビア語では修飾語が名詞の前に来ることはありません。
- كِتابي جَديدٌ(「私の新しい本」の意味で)-> كِتابي الجَديدُ:所有の語尾がすでに名詞を定にしているので、形容詞は الـ を載せる必要があります。書いたものは「私の本は新しいです」という文です。
- المَدينَةُ الكَبيرُ -> المَدينَةُ الكَبيرَةُ:性も写します。女性名詞は形容詞の ة の形を取り、二語が似ていなくてもです。
- في البَيْتِ الكَبيرُ -> في البَيْتِ الكَبيرِ:前置詞は句全体を属格に置き、第一語だけではありません。形容詞はいつも同じ語尾を着ます。
- رَأَيْتُ بَيْتًا كَبيرٌ -> رَأَيْتُ بَيْتًا كَبيرًا:写しにはタンウィーンも含みます。名詞の不定対格は形容詞の不定対格であり、アリフの座まで含めてです。
- سَيّارَةٌ جَديدَةً -> سَيّارَةٌ جَديدَةٌ:一句に異なるタンウィーンが二つあるのは、片方を写していないということです。形容詞を書く前に名詞の語尾を声に出して読んでください。
- الطالِبُ الجَديدُ -> الطّالِبُ الجَديدُ:ط は太陽文字です。ل は黙り印を付けず、ط がシャッダを載せます。第二の冠詞は月文字の ج に座り、普通に発音されます。
- المَدينَةُ الجَميلَةُ.(「その都市は美しいです」の意味で)-> المَدينَةُ جَميلَةٌ.:両語に الـ があると、都市を修飾したのであり、都市について何かを述べたのではありません。述語は不定のままです。
ヒント
- 形容詞はどれも 対 として覚えましょう。男性と女性を一緒に。كَبيرٌ / كَبيرَةٌ، صَعْبٌ / صَعْبَةٌ。形容詞の半分は使えません。名詞の半分が女性だからです。
- 決める前に冠詞を 数えてください。الـ が二つ=句。第一語だけの الـ 一つ=文。なし=不定の句。
- 形容詞を 反響 として扱いましょう。名詞を完全な語尾付きで声に出し、それから同じ語尾で形容詞を言います。二つが韻を踏まなければ、何かがおかしいです。
- 書く順も同じにしましょう。名詞を先に、語尾まで完成させてから形容詞です。形容詞の語尾を独立に選ぶことが、不一致を生みます。
- いちばん長く残る落とし穴は すでに定の名詞 です。كِتابي، بَيْتُكَ、名前。名詞に接尾辞があるときは、自動的に形容詞の الـ に手を伸ばしてください。
- いまはすべて 単数 に保ってください。二つ以上のものを修飾する必要があるなら、推測せずレッスン9〜11を待ってください。複数の規則には、本当に直観に反するケースが一つあります。
- 「より大きい」と「いちばん大きい」も無視してください。أَكْبَر は كَبير に何かを足して作るものではなく、一致の規則も違います(レッスン28)。
- 語順の覚え方:بَيْتٌ كَبيرٌ を心の中で「ある家、大きなもの」と読みましょう。その言い方が自然に感じられたら、アラビア語の語順は逆に感じなくなります。